坂上優介社長は、副社長時代から8年間にわたり、UDトラックスとボルボ・グループの統合を支えてきた。今回、統合効果最大化のための構造改革がほぼ目処がたったことなどを理由に退任する。
代表取締役会長 ヨアキム・ローゼンバーグは、ボルボ・グループが10月24日に発表した組織再編により、2015年1月1日付で同グループの商用車販売事業部門(グループ・トラック・セールス)の最高責任者に就任内定。
新社長に就任する村上吉弘は、現在、国内販売事業を統括。社長就任の内定を受け、「国内販売統括になった最初の日から持ち続けている、『お客様よりビジネスパートナーとして選ばれるブランド・企業になる』という目標を、今度は会社全体の目標として掲げていきたい」と語った。
略歴
村上 吉弘(むらかみ・よしひろ)
1986年(昭和61年)関西学院大学経済学部卒業、1991年(平成3年)ペンシルベニア大学(ウォートン校)経営修士号(MBA)を取得。フォード自動車(日本)株式会社(当時)入社。2002年(平成14年)三菱自動車工業株式会社入社。執行役員。2004年(平成16年)~2008年(平成20年)、フォード自動車、アジア太平洋地域部門のファイナンスの要職を歴任。2008年(平成20年)日産ディーゼル工業株式会社(当時)入社、常務執行役員。副CFO。2011年(平成23年)ボルボ・グループ商用車部門アジア太平洋地域 最高財務責任者。2012年(平成24年)12月から国内販売事業 最高責任者。兵庫県出身。
坂上 優介(さかうえ・ゆうすけ)
1974年(昭和49年)東京大学経済学部卒業、日本興業銀行入社。1995年(平成7年)スイス興銀社長、2000年(平成12年)興銀人事部参事役、興銀証券常務取締役兼執行役員。みずほ証券株式会社常務執行役員。2004年(平成16年)日産ディーゼル工業株式会社(現UDトラックス株式会社)入社。2007年(平成19年)取締役副社長、2012年(平成24年)から代表取締役社長。和歌山県出身。